京都・山城 うお志商店/ロカカドウシアン

鎮守の森は深緑

昭和20年8月15日、

日本が太平洋戦争で敗戦してから

73年の歳月が流れました。

ポツダム宣言を無視し、原子爆弾を

2つも落とされ終戦に至りました・・・

という敗戦への経緯は

小学生の子供達でもよく知っているのですが

日本が戦争へ突入していった理由は

あまり答えられない子供が

多いように思います。

確かに自分自身子供の頃、戦争した理由なんて

考えたこともなかったですし、

子供に説明するには少し複雑で困難に感じます。

単純に中国と日本、米国の関係で説明するには

足りない気もします。

友達同士で喧嘩したら「ケンカの原因は何?」

と必ず聞かれるはずです。

ただ戦争というケンカにはその大義名分に

様々な思惑が絡まっているので

やはり婉曲、歪曲があり、複雑な契機に

なってしまうと思います。

小さい頃、「瀬戸内少年野球団」という映画が

大好きでよく観ていたのですが

伊丹十三扮する男性が戦犯として

処刑されるくだりで、いつも僕は

「なぜ戦争に負けて、戦争も終わったのに
アメリカに殺されるのか?」

不思議でなりませんでした。

また、多くの戦没者が出ました。

戦争を体験した方々は

口を揃えて「二度とあってはならない」

と仰られます。

やはり経験した方の言葉が真実だと思います。

戦争はあってはならない。

ただこの国を守るため犠牲になった先人の御霊は

良心として守っていかなくてはいけない。

ただその守らなければいけないことで

喧嘩が起きようとする・・・。



今年は異常な猛暑です。

73年前の玉音放送が流れた8月15日は、

今のように暑くはなかったのでしょうか?

夏の神社を訪れると、

いつも玉音放送が聴こえる気がします。